錦鯉・コイマート
 
   
◆錦鯉の代表的な品種を紹介します。


紅白
Kohaku


白い地肌に赤い模様が入ったもの赤以外の色は一切持っていない。必ず白地を見せることが原則で、赤と白が織りなすシンフォニーを鑑賞する。 白地はあくまで白く、赤は濃く明るい緋色のものが良い。赤の大きな模様のことを緋盤というが、緋版は均一性を持ち、緋盤と白地の境(「キワ」という)のはっきりしたものが優秀品とされる。


大正三色
Taisho Sanshoku


紅白に黒の波紋が入ったもので、地肌の白、赤い緋盤、黒の墨模様から三色といい、大正時代の初めに作り出されたことから大正三色と名付けられた。略して「大正」「さんしょく」「さんけ」と呼ばれる。黒模様によって華麗さを見せる品種である。紅白の模様を基本に体全体のバランスのとれた独立した墨が配置されている。墨は漆墨といわれるツヤのあるものが理想とされている。


昭和三色
Showa Sanshoku


赤と白と黒で見せる品種であるが、墨が大正三色とは異なる。昭和時代の初期に作られ、三つの色を持つために昭和三色という。略して「昭和」ともいう。墨の豪快さを訴える品種である。昭和三色の墨は「写り墨」といい、孵化直後は全身が黒いために、地肌は黒色で白と赤の模様が後で現れてくる。しかし、地体をしろと見ても大過はない。


写りもの
Utsuri-Mono


昭和三色と同様に「写り墨」を有した品種である。写りものには、白を見せる「白写り」、赤の鮮やかな「緋写り」、黄色をベースにする「黄写り」がある。いずれも地体が単色で、連続した形状の写り墨を持つ。


べっ甲
Bekko


単色の地体に、まとまった点状の墨を持つ。地体の色で「白べっ甲」、「赤べっ甲」、「黄べっ甲」の三種がある。べっ甲とは櫛やメガネフレームに使用された鼈甲の模様ににていることから名付けられた。別甲とも書く。「写りもの」と「べっ甲」の違いは、前者の地体が黒、後者は白地がベースとなる点にある。



Koromo


紅白からの改良品種で、緋盤の鱗の染め方から衣という。紅白の緋盤を基調に渋さを魅せる品種である。衣の色から大別して「藍衣」と「墨衣」に分類されるが、現在では藍衣が主流となっている。


五色
Goshiki


以前は浅黄と大正三色の交配によって作られたために、大正三色の白・赤・黒と浅黄の青・濃紺の五つの色に由来があったが、最近では五つの色に関係なく、白地に浅黄地を有し、なおかつ緋盤を持つ鯉のことを五色というようになっている。


光り無地
Hikari-Muji


全身に金属光沢を持つ単色の鯉の総称。地体の色調によって「山吹黄金」「プラチナ黄金」「オレンジ黄金」などがある。他に「ねず黄金」や黄色が渋く光る「昔黄金」などもある。光り無地が完成して、錦鯉は絢爛豪華なものとなり、錦鯉という名称が確立した。


光り写り
Hikari-Utsuri


移り墨を持つ品種に、光り無地を交配したもので全身の光りの中に墨のタッチを見せるものである。「光り写り」とは品種名ではなく総称である。昭和三色の全身が光ったものは「金昭和」、白写りの光りものは「銀白写り」、黄色写りや緋写りの光りものを「金黄写り」と、それぞれの品種名がある。


光り模様
Hikari-Moyo


前掲の光り無地、光り写り以外の鯉で、全身が光り輝き、模様を持つ鯉の総称である。写り墨を持つ鯉は光り模様の範囲に入らない。主な品種として紅白に光りを持つ「桜黄金」、金と銀の模様を見せる「はりわけ」、大正三色の光りものとして「大和錦」などがある。


丹頂
Tancho


赤く丸い緋斑が頭部に一個だけあるもの。丹頂鶴から名が来ている。日本の国旗にも通ずるものがあって人気がある。各品種の頭部に丸く赤い緋を有する鯉を丹頂と呼んでいる。したがって緋盤を持つ全品種に丹頂があると考えてよい。


金銀鱗
Kinginrin


鱗の部分だけが光る改良がなsれ、金色あるいは銀色に輝くものをいう。金銀鱗は全品種に存在し、「銀鱗紅白」「銀鱗三色」「銀鱗べっ甲」など多種多彩である。光った鱗は、緋盤に乗ると金色、白地では銀色に輝くが、「銀鱗」と総して呼ばれている。


ドイツ鯉
Doitsu


ドイツ鯉とは、背筋と両腹部に一列に並んだ大きな鱗を持つ以外、全身に鱗がなく皮が露呈している鯉で、鱗で覆われた和鯉とは区別している。ドイツ鯉は本来、食用の黒鯉として明治17年にドイツから輸入され、その後、錦鯉を交配させて観賞魚として作り上げられた。


浅黄
Asagi


頭部以外の体部が藍色や水色など青系の色に覆われ、全体に網目模様を見せる。体部の青系の色の濃度などから「紺青浅黄」「鳴海浅黄」に大別される。錦鯉の原種であり、多くの品種は浅黄を母体として改良されたものといわれている。渋さを誇る鯉であるが、下腹の緋を「船底緋」、両頬の緋を「奴」といい、体色のブルーとの調和は、夜明け時の澄み切った青空と朝焼けの雲の赤・・・まさに浅黄色である。


秋翠
Shusui


浅黄のドイツ種が秋翠である。ドイツ種の錦鯉化の第1号として東京で初めて作られた、いわば江戸っ子である。作出者の秋山氏の名の一字と、体部のブルー地から連想して「秋翠」と名付けられた。体のブルーと大きな鱗の並びを鑑賞するもので、鱗の乱れや大小の不揃いがないものを良しとする。


孔雀
Kujaku


浅黄をベースにして光りと緋模様を加えた品種であるが、「五色」の光りものとして捉えたほうがわかりやすいだろう。紅白的な模様と浅黄の網目を持ち、光沢の強いものがよい。品種名は鳥の孔雀が羽を開いた美しさを連想させることから名付けられた。正式には「孔雀黄金」という。


九紋竜
Kumonryu


ドイツ鯉で白地に強烈な黒の色彩を持つ。写り墨と異なり、黒い雲が体中から自在に沸き昇ったような模様をしている。竜が雲となって空に登る伝説から九紋竜と名付けられた。九紋竜の墨模様は動きやすく、高水温では白地の中に沈み、水温が低くなると発現する傾向を持っている。


その他の品種
Kawarigoi


錦鯉の品種は細分化すると際限がないがありません。 写真の鯉は落葉しぐれといい、茶鯉の模様ものである。
 
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